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修練の鏡と精霊の大地

第3章 冒険の旅へ

「いやぁ〜、私、クモとかムカデとか毒ありそうなの大嫌いなのよ……」と莉子が鳥肌を立てる。


 一番、毒を持ってそうな女が何を言うんだと、純化は心なしか思った。


「よし!!」


 純化は何かを考えた。


 そして、赤とネズミ色の石を出すと、手のひらに乗せた。


「よっしゃ!! あのクモにでかいのかましたれ!!」


 純化が叫ぶと、石は精霊の姿に変わる。


 石の精霊が巨大な岩を二階から落とすと、クモはグシャッと潰れる。


 火の精霊は大量の火の粉を降らせた。が、火の粉程度では力が弱かった。


 石の精霊は力を使い果たすと、また石に戻ってしまった。


「ええっ!! 倒したの一匹だけ!!」


 大きな力を使うと、精霊はエネルギーを使い果たし、石に戻ってしまう。そして、しばらくは戦闘出来なくなってしまう。


「知らんかった〜〜」と純化は頭を押さえる。


「ええっ!! 私あれと戦うのやだよ!!」桃尻娘の莉子が尻込みする。


「後はきゅう坊とコウヤさんにまかせよう」



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