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時を越えて

第1章 時を越えて

「奬お兄ちゃん!」

すると奬お兄ちゃんもその声を聞き夢を見ているよう
な表情で後ろを振り返る。

そして二人の瞳が見つめ合う。

響は嬉しさの余り道路を渡ろとしていた。

その時、響は見てなかった自分に近づいてくる車を。

でも気付いた時はもう目の前に車は迫っていた。

「ギギイードーン」

「響~!・・・」

「あっ奬お兄ちゃんの声だ・・・・お兄ちゃんここにいるよどうしてそんなに悲しい顔をしてるの?響ここにいるのに。」

その時目の前が何も見えなくなった。

遠くで奬お兄ちゃんの叫び声だけが聞こえていた。

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