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時を越えて

第1章 時を越えて

「お前どうして決心したんだ。」と奨が聞いてきた。

「だって奨お兄ちゃんの役に立ちたいと思ったの。

海辺で話をしてくれたでしょ。あれから考えたの」と私は奨に言った。

ここまで一生懸命お兄ちゃんがやってきたのに、やっぱりするからには少しでも、お兄ちゃんの気持ちに応えたいと思ったの。だから……いいドラマにしようねお兄ちゃん 」

私は不思議だった。
( 一応私は主婦 妻、母親なのに奨といると 何もかも忘れてしまう駄目なのに………)

そんな事を思うこの新鮮さがたまらなかった。

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