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時を越えて

第1章 時を越えて

するとお婆さんは言った。

「お前さんが今思っている事を叶えてくれる不思議な手鏡だよ。」と言った。

そして私は心で思っていた。
(まさか自分にこんな事が起きるなんて夢みたい)

私は狸に化かされたように驚いていた。

そしてお婆さんは又話を続けた。

「けして、恋をしてはいけないよ。もし恋をしたらお前はこの現在に戻って来れないかも知れないからね。

それだけ言ってお婆さんは何処かへ去って行ってしまった。横を見ると一冊の本を置いたまま。

私は一人ぽつんと残され、今お婆さんが言っていた事を思い出していた。

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