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時を越えて

第1章 時を越えて

「そんな事出来るわけないよ。・・・それに私がどんな思いで決心したか・・・無駄になってしまう・・・私どうしたらいいの・・・」

「お前は何も考えなくてもいい。俺が決めた事だ・・・例えお前に・・・夫、子供がいても・・・」

「でも私・・・ん・・・」

そう言いながら奬は私に歩みより肩を掴んでそうっと口づけをしてきた。

そして私を自分の胸に抱き寄せた。

私はそんな奬の言葉にどうでもよくなってきていた。
(私も奬と離れるのはいやあ。)

「うんⅰわかったもう何も考えない。奬の言う通りにする。」

私は無意識のうちにそんな言葉をかけていた。

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