
Perfect Romance
第8章 幸せのカタチ
そのまま腕の中で眠りについていた俺は
朝日が差し込む眩しさに
ようやくうっすらと目を覚ました
しっかりと
相葉さんに抱き締められているのに気付いて
…ちょっと嬉しくなってしまう
変なの、俺
何でこんなに、…いつの間に好きになってたんだろう
相葉さんは
どうして俺を好きになったんだろう
…その答えはやっぱり見つからないけど
今、幸せなら
きっと、それでいいのかもね
「ん…かず…?」
相葉さんが、寝ぼけ眼で俺を呼んだ
「おはよ…」
ちょっと照れ臭いけど、相葉さんを見つめる
相葉さんが嬉しそうに
そのまま更にギュッと抱き締めてきた
「幸せ…」
相葉さんはふにゃ~っと笑ったと思ったら
…あっという間に再び眠りについた
その無防備な姿が愛しくて
思わず唇に掠めるようなキスをする
「俺も、しあわせ」
その声は、多分聞こえてないけど
相葉さんになら絶対に伝わってる
寝息を立てている相葉さんの
胸の辺りに顔を寄せて
その規則正しい鼓動を感じながら
…俺ももう一度、目を閉じた
ずっと、きっと、これからも
愛してる
だから
俺の傍に…いてね
