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Perfect Romance

第8章 幸せのカタチ



「あ…あああっ…イく!」

程なくして
俺もありったけの熱を解放して
相葉さんの胸の辺りを汚した




静かな部屋に
お互いの荒い息遣いだけが響く

「…っ」
相葉さんが中からゆっくり出ていくと
妙な寂しさに襲われた


「かず…ありがと…」

涙目になって、相葉さんが微笑んだ


「何…泣いてんの」

「だって…嬉しくて。かずと、こうなれたの」

そう言って強く抱き締められるから
何だか俺まで泣けてきた

こんなに自分の事を想ってくれてるのは
間違いなく、相葉さんが初めてで

こんなに怖い程に感じてしまったセックスもまた
…初めてで



相葉さんを、離したくない

ずっと、一緒にいたい

そんな気持ちがいっぱい湧いてきて



「相葉さん…愛してる」



初めて
自分から、この言葉を伝えた


「かずぅ…!」
もう、相葉さんの顔は涙でぐちゃぐちゃ

俺は疲れきっている腕を何とか上げて
その両頬を包み込んだ



「これからも…一緒にいてね」
俺の方も、涙で相葉さんが良く見えない

だけど
凄く嬉しそうに何回も頷いてるのは

しっかりと見届けられた

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