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Perfect Romance

第2章 忘れられない



「しょうがねぇなあ…」
大ちゃんがスマホを取り出した

何やらメールを打ち始めたみたい

打ち終わってから、俺を見ると

「いちお、翔ちゃんに伝えたから」
「ありがとぉぉぉっ!」


そうなんだ
大ちゃんは何だかんだ言っても優しい

だから、ここに来て
大ちゃんの下について

仕事が楽しくなってるんだった


しかもさ

大ちゃんのおかげで運命の出会いもあったしね


「…とりあえず、さっさと資料作れ」
大ちゃんが呆れ顔で、もう一度俺を小突く

「了解です!」

さっきとはうって変わって
俺はパソコンとにらめっこを始めた


人間なんて…ってか俺は特に単純だから
気持ちが上がれば仕事の効率も上がる


大ちゃんも驚く程の早さで資料を作り上げ、嬉々として課長のもとへ持って行った

んふ
早く翔ちゃんから返信来ないかなぁ…
なんて考えながら
課長の前でチェックを待つ


「相葉」

「はい!」



「…やり直し」

「えええええええっ!(泣)」



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