
Perfect Romance
第11章 飲み過ぎにはご用心
頭がふわふわしてる
隣の相葉さんの体温が心地好い
「かず…大丈夫?」
相葉さんに寄りかかりながら、ちびちび飲み続けてる俺
それを相葉さんが心配した
「んー、だいじょーぶ❤」
へらっと笑って、クイッと飲むと
「…酔ってるくせに」
困ったように、相葉さんがグラスを取り上げてしまった
「あー!だめぇっ…まだのんでるのにぃ」
テーブルに置かれたそれを取り替えそうと手を伸ばす
「いいじゃん、飲ませてやれよ」
楽しそうな櫻井さんの声が、正面から聞こえた
「ほらぁ、さくらいさんもいいっていってるー」
だって今日は嬉しいんだもん
櫻井さんたちの馴れ初めとかいっぱい聞けたし
「素」の二人の雰囲気が凄く羨ましくて
…相葉さんが隣にいて
嬉しい事ばっかりなんだよ?
「んふふふふ❤」
相葉さんにしなだれかかる
って言うか力が抜けて、寄りかかった
本当はもう、飲めない
かなり酔ってる
でもまだ終わりにしたくない
この楽しい時間を、続けていたかった
