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Perfect Romance

第11章 飲み過ぎにはご用心



…が、そんな俺をよそに

かずはそのまま目を閉じると、あっという間に俺に体を預けたまま眠ってしまった


いやいやいや……
ちょっと待って!

俺のムスコ、もう元気いっぱいなんだって

かずを愛する気、満々なんだってば


…しかも目の前には未だに止まらない翔ちゃん達のイチャイチャ


この状況でおあずけ?
無理!それは勘弁して欲しい

だから
眠っているかずに、口付けてみた


脱力してる唇はあっさりと開かれて、まるで誘っているかのように赤い舌を覗かせる

うわ、ヤバい
かずってば可愛すぎ


…ってかさ

寝てようが起きてようが

酔っ払いだろうがシラフだろうが

全てが可愛いんだよね

かず、と言う存在そのものが




「翔ちゃぁん……」
少し恨めしげに、声掛けすると

途端に慌てて離れる二人

散々目の前でイチャついといて
何を今更…

まさか本当に俺らの事、忘れてたわけ?


「あ、いや…ごめん」
翔ちゃんが恥ずかしそうに、少し赤くなった

「雅紀、焼きもち?」
大ちゃんは、ニヤリと意地悪く笑った


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