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Perfect Romance

第11章 飲み過ぎにはご用心


肩を引き寄せながら、かずを膝に抱き上げる

力の入ってない体はあっさりと、俺の膝の上で横抱きの形になった

頭を支えてやると、当たり前のように凭れかかる


「かず?」

「なぁに?」
へらんと笑う顔の破壊力

酔って潤んだ目で、じーっと見つめられながら

「ん…ふ…っ」
目の前ではラブシーンが繰り広げられていて

しかも「チューしよ」って言った時、拒まないで笑ってた




先に超えたのは、かずだからね

やめとけって言ったのにやめないで飲んじゃうから

あんな可愛い姿見せちゃうから



「かず、チュー」
頭を支えた腕を引き上げる

間近に来た、かずの唇

「んー?んふふふふ」
かずの腕が俺の首に巻き付いてくる

マジで?と思った時には、かずの方から唇を俺のそれに押し付けて

…キスしてきた


ぶちゅーっとくっつけるキスをして
離れたかずが、またにひゃっと笑う

「しちゃったぁ…」
甘えたような、舌ったらずにそんな事を言うから


俺も、理性の限界

……超えた


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