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Perfect Romance

第13章 アブナイ夏休み




「うわ…すごい…!」
夕食の時間になって、次々に部屋に運ばれる料理に
俺は勿論、全員から感嘆の声が上がった


手配したはずの櫻井さんも驚いている

どうやら、予約した食事よりも
遥かに良い内容らしい


どんどん並べられる料理が終わりを見せた頃
再びおかみさんが顔を出した





「いやぁ…すごいねコレ」
大野さんが刺身の舟盛りを美味しそうにパクつく

「部屋のお詫びだって言っても…申し訳ないくらいだよね」

恐縮してるようでいて
嬉しそうな櫻井さん

「いいじゃん!食べようよー!」
うん。相葉さんはそのままだ

美味しい料理と楽しい会話に
ビールから日本酒へとアルコールは進んで


「かず、飲んで飲んでー」
三人から勧められるままに空けていた俺は



「んふふ❤おいしーねぇ」
…案の定、頭の中が楽しくて仕方なくなっていた。
ナマ物が得意じゃないから、あまり食べずに飲んだからかも


「かず、美味しい?」

「うん。おいしー❤」

「じゃ、これは?」

相葉さんが、指に摘まんだイカを
唇の前に垂らす。

俺は酔っ払ってるから、当たり前のように
それをパクっと口に入れた

ついでに相葉さんの指も唇の中に入っていった

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