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Perfect Romance

第15章 祭りのあと


「ほら…、もうこんなになってる」
ー…まだ触ってもないのに

布地越しに先端をグリグリと擦る

「ああ、あ、やぁ…っ」

力を少し加える度に跳ねる体は、猫みたいにしなやかで
背中のカーブが艶かしい

「これ、邪魔だよね…脱ぐ?」
下着のゴムに手を掛けると、かずがコクコクと赤い顔で頷いて見せた



でも今日は

…俺の言う事、聞くんだよね

だからさ

「…かず、自分で脱いで?」


「え…っ」
かずの目が見開かれる

「だって今日は、俺の言う事聞くんでしょ?

……自分で脱ぐとこ、見せて」


「な…っ」

縋るような瞳は、更に潤んで涙腺なんか決壊寸前


「だって…約束でしょ?」

「なにが……」

「今日1日、俺の言う事聞くって、…ね?」

「あ…」

俺の言葉に、ついに涙が溢れだした

いつもならかずの涙に負けるけど、今日は譲らないよ…?

パンツに添えた手を外し、頬にそれを寄せる


「かず……?」
濡れた瞳を見つめながら囁けば

「分かった…」

かずが観念したように目を伏せた


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