
Perfect Romance
第16章 告白
憂鬱な月曜日
土日でかずと一緒に過ごした分、ここからのスタートは毎週怠さが俺を襲う
だってさ、週末まで会えないんだよ?
かずって、長電話嫌いだし
自分からなんて滅多に掛けてこないし
LINEしたって、途中から既読スルー
寂しい5日間が始まるんだから
「…はよざいまーす」
ダルさ全開で、ドアを開ける
顔なんか、どんよりを隠そうともしない
まだ早いこの時間、どうせまだ殆ど出社していないし
必ずいるのは
「はよー…」
…早い出社のくせに、寝落ちしかけてる友達のような先輩、大ちゃん
大ちゃんの隣り合わせのデスクにカバンを乱雑に置いて、ドカッと椅子に身を投げた
「雅紀ー…月曜限定のそれ、いい加減やめろ」
呆れたような顔をこっちに向ける大ちゃん
でもさ
「大ちゃんだって、いつも寝落ちしそうなくせに…」
シャキッとしてないのは、絶対に俺の上を行ってるよね
「しょうがないだろ…翔ちゃんに叩き起こされるんだから」
もっと出勤なんかギリギリで良いと思うのにさ…
なんて、ぶちぶち文句を垂れていた
