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Perfect Romance

第16章 告白



確かに、聞いてみる価値は大いにある

「ねぇ!翔ちゃん今日は?…予定は?」

もう、そう思ったら居ても立ってもいられなくて
つい急かしてしまう

「…ちょっと待てって、 聞いてみるから」

大ちゃんが苦笑いしながらも、すぐにスマホを取り出してくれた

「メールするから、返事待てよ」


「ありがとう!!大ちゃん大好き!」

思わず抱きついた


「うまく、いけば良いな」

それを受け止めて、そう言ってくれる大ちゃんは

…不思議だけど、優しい



「じゃあ、紹介料は昼飯で」

ニヤリ、と大ちゃんが笑う




……前言撤回

優しいわけじゃなかった



「…了解です」

「んふふふ…」


でも、何か前進するかも知れないって考えたら
昼飯くらい安いもんだよね


…しなかったら?


いや、翔ちゃんなら何かしら考えてくれるはず

だってあの人

かずの事、凄く可愛がってるし

…かずも、翔ちゃんを慕ってるし



早く返事こないかなぁ…


休憩から戻っても、俺の作業は全然進まなくなってしまった

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