
Perfect Romance
第16章 告白
もう、何でそんな目で言ってんの!
「俺が断るわけ、ないでしょ」
「ん、ありがと…」
ちょっとだけ頬が染まる
もー…可愛いなぁ
「あ、俺着替えてくるから待ってて」
…そうだ、早くしないと翔ちゃんたちに怒られる
「あ、相葉さん、服貸して」
「え?」
「スーツは疲れる。…でも急だから何もないの」
「もちろん!寝室のとこから勝手に出していいよ」
そう伝えて、俺は浴室に置きっぱなしの部屋着に着替えに行った
こう言う時、同じマンションって楽だなぁ
だからさ、かずも来ちゃえばいいのに…
一緒に住んじゃえばいいのに
何に関しても今はそこに話が行ってしまうのは仕方ない
思わず一人で苦笑いする
その時、寝室のドアが開いた
「これ、借りたよ?」
俺のサイズだから当然っちゃ当然だけど…
何故にそれを選ぶ?!
俺ですら、少し余裕のあるTシャツに、ハーフパンツ
華奢なかずの肩が更に落ちて
『彼シャツを着た女の子状態』
ハーフパンツは、俺も細い方だから丈がちょっと長いくらいだけど…
もっと小さいシャツもあるのに…
