
Perfect Romance
第16章 告白
「…明日、仕事あるのに」
改めて体を綺麗にした後のベッドの上
腕の中にいるかずが、恨めしげに俺を見上げている
「…かずが積極的だったくせに」
「うるさいっ」
そんな事言いながらも、目は蕩けてるよ?
…まあ、それは俺も同じだけど
「休んだら櫻井さんに殺されるしなー…」
「俺だって、大ちゃんが拗ねる」
クスクス笑って、見つめあって
軽く触れるだけのキスをする
俺、幸せすぎて、…脳みそやられそうだよ
「ねぇ、かず?」
「ん?」
「今すぐとは言わないから…」
「うん…?」
やっぱり言いたい
離したくない
ずっと見ていたい
「一緒に…暮らそ?」
かずの目がまんまるになった
そして
「同情?」
…可愛い目が鋭く光る
何で急に変わるの!
「違う
…前から言ってるじゃん!」
「あ、そっか」
かず…掴めない
「本気なんだよ
…本当に、かずと一緒にいたいの」
「…ずっと?」
「ずっと。なんなら死ぬまで…いや、死んでも」
