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Perfect Romance

第19章 HappyHappybirthday!


行きつくのは同じマンションだから、そのまま一緒に帰ってたら

もう、建物が見えてきた処に着信が入った

「雅紀から?」
「…しかないです」

スマホを取り出して、スワイプさせた途端

『かず?今どこ!?』
いきなりの大音量

思わず耳から離して、暫く遣り過ごす

「ふはっ」
隣で櫻井さんが吹き出した

そりゃそうだ
だって “どこにいるの!?“ “大丈夫?!“ をずっと繰り返してるんだもん


「…うるさいよ、…もうすぐ着くから」
相葉さんの返事を待たずに通話を切ったら

「本当、雅紀って面白い」
肩を震わせて笑っている櫻井さんがいて


だけどすぐに

“愛されてんなぁ“ なんて優しい笑顔に代わって


…思わず赤くなってしまう



「俺さぁ…」

「はい?」

「お前らがここまで上手くいくとは思ってなかったんだよなぁ

…けど


おかげで今、俺も公私ともに凄く楽しい」



え…何、突然……


「俺が、智とこうなれたのは

お前らのおかげだから」


櫻井さんが照れてる
…珍しい

でも、そんな話聞いた事なかったから


ちょっと嬉しい…

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