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Perfect Romance

第19章 HappyHappybirthday!


「あ、食べるよ、うん」

「…どうしたの?」
慌てて箸を持った俺を更に見つめる相葉さん


…やっぱり今しか、ないか


「あの、さ…」

「ん?」

「えっと…もう1つ、渡したいものがあって」

足元に置いてあるビジネスバッグに手を突っ込んで、ゴソゴソとそれを探す

相葉さんはそんな俺を見つめていて……

「あ、そうだ」
ふいに相葉さんが立ち上がった


え、と思わず手が止まる

すぐに戻った相葉さんは、“イブになったから“
と小さな箱を俺の目の前に置いた

「相葉さん?」


「クリスマスプレゼント

…まさかかずが誕生日してくれると思ってなくて…

実はケーキも予約してあるんだ」


「あ、それなんだけど」
忘れてた、櫻井さんからの通達

「え?」

「明日…いや、今日

一緒にパーティーしよって

櫻井さんちに来いって言ってた」

まだゴソゴソしながらそう伝えると
相葉さんがみるみる笑顔になって

「じゃあ、ケーキはそれ持ってこ!」
ー…一緒に取りに行きながら、大ちゃん達にプレゼント買おうか

「そうだね」
つられて笑った時

ようやく探してた箱が指に触れた

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