
Perfect Romance
第19章 HappyHappybirthday!
すぐに離した唇に、何処か不満そうな相葉さん
「ほら、早く火消してっ」
二人の世界に入っちゃってすっかり忘れてたろうそくの灯り
あと少しでケーキに到達する直前
「あ、やべっ」
慌ててふーっと消した相葉さんが
「綺麗に終われなかった」
と苦笑いしていて
…だけど、これも相葉さんにはぴったりかも
なんてちょっと思ったり
「切るよ?」
用意していたナイフで4つに切り分けて
残りは後で、とラップして冷蔵庫に
戻ったところで、改めて食事をする事になった
もう1つ
…いつ、渡そうかな?
ケーキも勿論だけど、俺からのメインは本当はこっち
だけどケーキでここまで喜ばれちゃったら、何だか渡しにくくなっちゃったじゃん
クリスマスプレゼントと便乗して渡そうか
…でも、やっぱりそれとこれとは別、にしたいしなぁ
「かず、食べないの?」
すっかり考え込んでしまって、全然手を付けてない俺を
相葉さんが向かいの席から覗きみた
