
Perfect Romance
第19章 HappyHappybirthday!
口に咥えた指を離すように、その掌を両手で包む
絡ませていた舌を外し、ゆっくりと口から引き抜いて現れた、相葉さんの濡れた指
それだけで心臓が痛いくらいにドキドキする
「相葉さん…」
「かず、マジでヤバい」
「え?」
「今日、お前の事壊しちゃいそう…」
“お前“ なんて言われたのも
“壊しちゃいそう“ なんて言われたのも、初めてだった
痛い、なんてもんじゃない
心臓止まりそう…
でもね
俺も、相葉さんが欲しい
「…壊して、いいよ」
顔が熱い
喉が焼けそう
掠れた声になったけど、…相葉さん聞こえた?
「ああっ…ダメ、それ…っ」
常夜灯だけが点いた寝室に響く、いやらしい水音と息遣い
相葉さんの舌が、手が
顕になっている胸の尖りを執拗に弄っている
片方は、舌先で舐めたり、押し潰したり
かと思えばチュッと吸い上げたり
唇が離れる度にひんやりとした空気がそこに当たって
それを繰り返す度に
その刺激は甘い疼きに変わっていった
