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Perfect Romance

第19章 HappyHappybirthday!



宣言通り相葉さんは本当にスーツを着て
鏡を見ながらニヤニヤしている

「早くしてよ、遅くなるじゃん」
とっくに支度を終えた俺の声にも

「だって嬉しくて
…かずがここにいるみたいで」
なんて言ってニヤニヤが止まらない

「ばぁか」
さらっと言うなよ

恥ずかしいよ、やっぱり







「ほら、早く」
いつまでも鏡の前から動かない相葉さんをせっついて手を引っ張ったら

「ん、行くって」
その手を逆に取り直して、指を絡めてきた


「玄関までだからね」

「分かってる」



来年も、その先も
ずっとずっと、一緒にいようね


「相葉さん」
玄関で靴を履く相葉さんを呼んで

なに?と振り返った瞬間にキスしてみた


「かず…」

「好きだよ、相葉さん」


滅多に言わない、俺からのもう一つのプレゼント


喜んでくれたかな?








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