
Perfect Romance
第20章 秘密?の社員旅行
社員旅行なんて行った事すら忘れていた
普通に会社行って、週末は相葉さんと一緒にいて
…いつもの日常に戻っていた
だけど
相葉さんちで、白い封筒を見つけた事からそれは起きた
何も書いていない、真っ白な封筒
封すらしていないそれが、リビングのテーブルの上に放ってあって
「これ、なに?」
ただ何となく、聞いただけだった
相葉さんも
「あ、こないだの社員旅行の写真」
なんて、普通に返すから
「見てもいい?」
って軽く聞いただけだった
それなのに
「だめ!」
いきなり俺から引ったくるように封筒を奪えば
…誰だって不審に思うのは当然の事
"だめ" と言われれば益々気になるのは当たり前
「…何でダメなの?」
相葉さんに、疑惑の眼差しを向けてじわじわと詰め寄っていく
だって、たかが社員旅行の写真
診られたくない物でも映ってるのかと疑いたくなるってもの
「いや、別にヤバイものじゃ、…ないよ?」
なら何でそんなに挙動不審になるんだよ
