
Perfect Romance
第20章 秘密?の社員旅行
「あ、えーっと、それは…」
相葉さんの顔色が変わった
いかにも「ヤバイ!」って感じで目を逸らしている
その態度に、俺もイライラが募ってきていた
だってさ?
これって…どう見てもおかしくない?
何でこんなにくっついているわけ?
しかもキスまでされちゃって、嬉しそうな顔してるのは何で?
これってどう見ても
『恋人同士』の写真じゃね?
「…相葉さん、これ…浮気?本気?」
何だろ、凄く悔しいような悲しいような
相葉さん、俺だけが好きなんじゃなかったの?
「いやあのね、浮気とか本気とかそんなんじゃなくて…っ」
「じゃあなんだよ」
俺の声も、どんどん低くなっていく
「だから、違うの!!」
「何が違うっつーんだよ!」
俺だけを愛してるとか
俺しかいらないとか
散々甘い言葉を囁いておいて
「…俺をホモの道に引きずり込んだくせに!」
「へ?」
人間怒りが溜まってきたら
頭で考えるよりも、口が先に出るんだろうか
