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Perfect Romance

第22章 運命って信じる?



「明日から、3日間いないから」

比較的甘えモードの今、腕の中に納まってるかずからいきなり切り出された一言

「え?」

「でさ、悪いけどその間は電話もメールもしないでね」

「えええええっ!」

腕枕から、ガバッと起き上がってかずを組み敷く

真下に見えたかずは、凄く真剣な顔で


「どこ…行くの?」

「ん、ちょっと」

「まさか浮気旅行とか…」

「ばーか」

こつん、とおでこをグーで叩いたかずが少しだけ笑った

「メールもダメなの?」

「うん」

「なんで?」

こんな事、付き合ってからは言われたのが初めてで
酷く動揺してしまう



「何も聞かないで」

「…かず?」

「気持ちが変わらないうちに動きたいから」

そう言うと、俺の腕をそっと触って

「大丈夫だから…」

今度はにっこりと微笑みを浮かべたけど

その言葉は、俺にと言うより
むしろ自分に言い聞かせてるみたいで


「…絶対帰ってくる?」

何だか凄く不安になってしまう
このままかずが帰ってこないんじゃないかって

「当たり前でしょ」

その言葉、信じていいんだよね?



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