テキストサイズ

Perfect Romance

第22章 運命って信じる?





「ねぇ…、あいばさん」

深い処までひとつに繋がった時
かずが甘い吐息の合間から俺を呼んだ

「なに…?」

見上げるかずに視線を合わせて髪を撫でれば、かずが子犬みたいに気持ち良さそうに目を閉じる

だけどすぐに、再び視線を合わせると


「相葉さんは…、運命って信じる?」

…突然、こんな事をつぶやいた



「かず?」

「俺ね、相葉さんに出会えたの運命だと思ってる」

にっこりと笑う

「こんなに、大好きだと思ったの初めてだよ」

「…俺だって、かず以外そんな事思った事ない」

…急に、どうしたんだろう
やっぱり、あの3日間に何か大きな事が起きてる?


「相葉さん……」
「ん…?」



「愛して。…俺の事、壊れるくらい愛して」

いきなり泣き出したかずに酷く動揺した

「かず?」


「…運命なんか、信じてなかったけど
今は信じる


…相葉さん、俺だけを……ずっとみてて」

ぎゅっとしがみつくかずを強く抱き締めた

どうしたらかずが安心してくれるのか分からないけど、そうするしか出来なかった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ