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Perfect Romance

第23章 Perfect Romance



でもね

クリスマスの日……俺の誕生日の日
誓い合ったよね



ずっと傍にいて欲しい
あなたの傍にいたい



偶然に、同じ言葉を刻印して、約束したでしょ?



それにさ
かず、言ってくれたよね


俺と出会ったのは運命なのかなって

…俺は最初からそう思ってたけど、かずもいつしかそう感じてくれた事


凄く嬉しかったんだよ



だから今、かずがいないのは
俺と別れる為じゃない


そう確信してる





でもさ

…やっぱり隣にいないのは、辛いよ



笑った顔も
怒った顔も

泣いた顔も
拗ねて唇を尖らせた顔も


はっきりと俺の目には焼き付いてて
全く色褪せないんだ


…たった1年、って笑われるかも知れないけど
俺には1日でも長いんだよ




戻って来てよ

また、俺に笑い掛けてよ

“ばーか“ って小突いてよ









もう慣れたはずの、繋がらない番号をタップして
無機質なメッセージを聞いて溜め息を吐いた


「…ダメだなぁ」

思わず一人で、苦笑した

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