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Perfect Romance

第6章 言えないキモチ


また買いに立つのも面倒だからと、ビールを4つ買って
気持ちを切り替えるかのように明るく席に戻った

「お待たせ~」
にのが、ハッとしたように俺を見る

「え、何で4つ?」
"ありがと " と言いつつも不思議そうな顔をした

「どうせ飲むでしょ」
「…ぬるくなっちゃうじゃん」

「さっきみたいに飲んじゃえば?」
悪戯っぽくにのを見る

この間の、酔っ払った『超可愛くなったにの』が
頭にちらついていたから
…ちょっと見たいなー、なんて下心もあったり


「そんなに飲めないよ…」
にのがへにゃっと笑った


あ、この顔……

可愛すぎる



ヤバい、思いだした!

そうだ
にのが酔い過ぎるとヤバいんだった
可愛いだけじゃ済まされなくなるんだった

…自分の理性と激しく闘わなきゃいけなくなるんじゃん!

だけど

あ、と思った時にはまたもグーっとまるで水を飲むかのように飲み干していて



「んふふふふ❤」
…俺、やっちゃった、…みたい


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