冷凍プリン♡
第1章 高校初日まさかの…
黒須まで、私を見て笑ってる。
あいつも遅刻したくせに。
「木崎、授業が終わったら、教室に残ってろよ。朝、みんなに渡した書類とか渡すから。」
「あっ、はい。」
今日は、早く帰ってゆっくりしたかったのになぁ。
「梨花は、相変わらず子供みたいだよね。」
そうやって言ったのは、中学からの親友、池田 愛美(いけだ まなみ)だった。
「私だって、好きでこんなことしてるんじゃないのー。」
「まぁー好きで、こんなことする人はいないか。」
「そうだよ。あぁ~恋愛なんて私には無縁だよ。」
「そんなこと、まだ決めつけることないよ。カッコイイ人たくさんいるし♪」