
キラキラ
第36章 バースト10
俺は、弾けそうな潤の根元をぐっと握って、囁いた。
「…まだダメっていったら…?」
「…や…おねが…」
はぁ…はぁ…と息をつきながら、涙声で懇願した潤は、腰に回された俺の腕に、小さく爪をたてた。
「…もう少し我慢しろよ」
「むり…ぁ」
がくがく体が震えだす。
「翔…!」
「……」
一緒に…と、思ったけど、とりあえず一回だしとくか。
俺は、ふっと笑って、潤の柔らかな耳朶を甘噛みする。
「ぁん…!」
「しゃーないな…ほらイケ」
手を緩め、二、三度擦りあげたら、潤は小さく声をあげて、待ちかねたように俺の手のなかに熱を吐き出した。
「はあ…はぁ…ぁ」
「気持ちよかったか…?」
分かりきったことをたずねながら、手のひらにたまったそれを、素早く潤の後ろに塗り込めて、そのままの滑りをつかい指をぐっと押し入れた。
「ああっ…!」
不意をつかれたのだろう。
身構える間もなかったからか、俺の指はたやすく奥までのみ込まれた。
潤の体が強ばる。
俺は指をいれたまま、そっと潤の体を床におろした。
潤は崩れるおちるように、タイルに両手をついて、四つん這いになった。
