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キラキラ

第7章 ナチュラル

キスの合間に、耳元でささやかれる。

「も…我慢できない………翔くん、いい?」

俺は、切羽詰まった潤を見るのが楽しくて、くすくす笑ってしまった。

「俺のせいかな?」

「………そーだよ。翔くんのせい」

言いながら、お返しとばかりに着ていたセーターのすそをまくりあげられ、素肌をさらされた。

あ、と思うまもなく、胸の敏感な部分に潤の唇が触れる。

「………あっ………」

ピクリと体が跳ねる。

舐められ、吸われて、転がされる。

「はっ………あっ………ん」

みるみるうちに息があがる。
ぐんぐんと熱が下腹部に集中してる。

キッチンの床でなにやってんだ、と思うけど、もう今さら場所を移動するのも面倒なほど、二人とも余裕がなかった。

むしろ、寝室ではないこのシチュエーションに興奮してしまってるかも。

腕を伸ばして潤の頭を抱く。

すると、潤は俺の脇腹に舌をはわせながら、内腿を撫で上げてきた。

「………やっ…………」

声があがるのがとめられない。

潤が微笑んで、顔をあげ俺を見た。
目があう。
恥ずかしくなって、先に目をそらす。


潤の手がジーンズにかかる。

魔法なような早さでベルトをはずされ、前をあけられ、下着ごとさげられた。

キッチンの明るい電気のしたで、全てがあらわになる羞恥に、両膝をすりあわせようと力をこめるが、簡単に潤の手によって広げられる。

「潤っ…………やだ」

「大丈夫…………」

ゆるくたちあがったものを、きゅうっと握りこまれ、

「んっ………あっ」

びくりと背中がしなる。

「やっぱり翔くんの方が絶対可愛い………」

嬉しそうに笑って、そんなことをいう潤に、途切れ途切れに抗議する。

「うるせ………えなっ………んっあ」

先端部から、どんどん溢れてくる密が、潤の手の動きにあわせて、くちゅくちゅといういやらしい音を作る。
ぐんぐん高みに引っ張りあげられていく。

「…………あ………じゅ…………んっ」

「イきたい?」

「…………もっ…………ああ」

「どう?」
 
「は………あっ………やだ」

「嫌だ?」 

返事のかわりに激しく首をふる。

分かってるくせに…………!

「潤っ」

泣きそうな声をだしたら、潤は笑って、一気に激しく指をスライドした。

「ああっ」

瞬間、俺は全て吐き出した。

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