無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

松本は、再び俺を抱き込み、幾度もキスをした。

優しく何度も角度をかえて、慈しむようなそれに、自然とお互い笑顔になる。


｢ふ……ふふ……ん｣

｢ん…カズ…｣


一度、ふれあいを中断した雰囲気が、再び甘ったるくなるのに、全く時間はかからなかった。


「…………口……開けて」


言われるままに薄く口を開くと、舌がすべりこんできた。
優しい口づけなのに、リップ音が生々しい。


…………


既に二度達してるはずなのに、また下半身が熱くなってきて、我ながら驚いた。

やがて、松本の口づけが顎におり、喉におり…だんだんと下に下がって行く。

柔らかな唇が、胸の突起に到達したころには、すっかり息もあがっていた。

ペロリと舐められて、体が跳ねる。


｢……あ……｣

｢可愛い……ここもちゃんとたってる｣

｢っ……言わなくて……ああ｣

｢赤い……ね……ん｣

｢あっ………あっ……潤く…｣


舌でねぶられて、愛される。
男も、ここは感じるんだなって、初めて知った。
膨らんでなくても、胸は胸だ。

声を我慢しようと再び人差し指を噛んだら、それを制した松本がその指を舐め始めた。


｢い……やぁ……あ｣


ぞくぞくする。
指まで感じるって、俺、変じゃない？？

そのうち、あそこもたちあがりはじめた自覚がでてきたころ、俺の膝裏に、松本が手をかけた。

ぎゅっと体が折り畳まれる。

顔をあげると、ちょっと真剣な顔の松本と目があった。