無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「……う……」


あそこが痛い。
ケツなのか、それとも体の中なのか、もはやわからない部分も、ひきつるように痛い。

……明日は確実にありえないとこが筋肉痛かも。

指をいれられるのとはわけが違うんだな、と痛感した。

まぁ、そもそも出す器官に、いれようとしてるんだから、体に負担がかかるのは当然だもんね。

俺は、痛みを散らすようにつとめて大きく呼吸をした。

あんまりつらそうな顔をしたら松本が心配しちゃう。


「カズ……」


ためらうような松本の声に、俺は、汗だくで首を振った。


「大丈夫です…」

「でも……」

「いいから……早く」


俺が、ふわっと笑ってみせると、松本はちょっと迷った素振りをみせたあと。


「……ごめん」


いって俺にキスをして。


「……ぅ……んん…………んあ、あっっ」


ゆっくり……ゆっくりと腰を押しすすめてきた。
止まりそうになりながら、ときおり戻りながら。

俺は、必死に松本にしがみついた。


「……ぁ……あ」

「………はぁ…はぁ……」


キスをしてもらいながら、おでこに目尻に口づけてもらいながら……

やがて、松本の下半身と俺の下半身が、ぴたりとあわさった。


「…………」

「入ったよ……」

「……は……い……」


嬉しくて、なぜだか、また涙がでた。