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キラキラ

第2章 ねがい星

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後日。

楽屋でくつろいでいると、マネージャーが、「発売明日です」と、あの時撮影した女性雑誌を持ってきた。

一目みるなり、一気に嫌な気分になった。

そんな俺に全く気づかないまま、マネージャーは、雑誌をパラパラめくって、のんきに言う。

「見ます?なかなかいい出来ですよ」

「見ねぇ」

即答して、手元のゲーム機に視線をおとすと、コーヒーを手に通りがかった潤くんが、「どれ」と、雑誌に顔を近づけた。

「へー……頑張ったじゃん、ニノ」

潤くんは驚いたように、目を見開き、ははっと笑う。

「どれどれ…………わっ、エロ」

その言葉にひかれるように、わざわざ椅子から立ち上がって、見に行ったリーダーが、苦笑して……からのコメント。

(エロいって……)

俺は、がくっとなる。
つけくわえて言うことには。

「この、嫌がるような表情が、そそるね」

ゲーム機を操る指が思わず、止まってしまった。

(……それ、ガチで嫌がってんすけど)

なんだよ、見せて、と翔さんまで加わって、マネージャーから雑誌を受け取り、一声。

「やっばいじゃん、これ」

びっくりしたような声に、俺は視線だけ、翔さんにおくった、

(…………何)

「事務所大丈夫?」

(………………)←脱力

そこへ、おっはよーっと、相葉さんが元気に登場した。

(げ、あんたには見せられない!)

雑誌回収に慌てて立ち上がったけど、タッチの差で、相葉さんが翔さんたちに合流する方が早かった。

「何それ」
「んー?エロニノ」


(あーあ……)

俺は、あきらめて相葉さんを観察した。
相葉さんは、まず表情がかたまり、赤くなって、それから、青くなって、…白くなった。

(…………器用なヤツ)

「あの、くそがキ……」

呟いた相葉さんに、他の三人が一斉に怪訝な顔をする。

立ち上がったままの俺に、相葉さんが視線を寄越した。

「ニノ」

「…………なに」

「こいつ、潰していい?」

雑誌を指差して、地獄の使者のような声をだす。

思わず笑ってしまった。

一回笑いだすと、とまらなかった。

あははと笑う俺と、蒼白になってる相葉さん。
なになに?と、俺たちを興味深そうに眺める三人。

今日も平和な1日になりそうだ。

End









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