キラキラ
第24章 バースト5
「………」
重ねた唇は、すぐに深いものにかわる。
チュッ……クチュ、と、お互いの舌が絡み合いはじめると、俺の体温は、確実に何度かあがった気がする。
「んっ…はぁ……んぅ」
一生懸命、息つぎをしながら、脳がしびれそうな甘いキスに酔っていたら、埋め込まれていた指がそっと動き始めた。
思わず、太股が翔の指を挟むように閉じかけた。
「……足。開いて」
キスの合間に囁かれて、またゆっくり体を開く。
「上手」
嬉しそうに口角をあげた翔の舌が俺の口の中を動き回った。
「………んん」
甘い声があがる。
ほぼ思惑通りだった。
翔のキスのおかげで、体に力が入りづらい。
もともと翔のキスは気持ちいいけど、今はシチュエーションのせいか、何割も増して、エロく感じる。
うん…本当のキスって、こんななんだ。
翔の舌を気持ち良く追いかけていたら、お尻にぐぐっと圧迫感が増した。
指を増やされたんだ、と気がついたけど、痛みは全くなくて。
そのやわやわと動き回る刺激が、心地よくすら感じる。
さらには、翔があいてる手で俺のモノをさすりはじめたものだから、俺の体が震えだした。
「……んっ……はっ…ぁんん」
急激におそってきた快感の波。
前も後ろも触れられ、わけがわからなくなる。
「…潤……」
唇をはなし、翔が優しく俺の名を呼ぶ。
「………ぁっ……翔…」
「上手だぜ………ほら、もう指三本飲み込んでる」
「ぁんっ…ん…ああっ」
翔の指が俺の体の奥で蠢いているのがわかった。
時々、ものすごい気持ちいいボイントがあり、そこを指がかすめるたびに、体がはねた。
「翔……っ…そこ………やっ」
「ここ?」
「んんっ」
「気持ちよさそうだな…」
「…や……怖っ……」
「………怖くねぇよ」
「はぁっ…ぁ…」
弄られてる前から、先走る蜜が出てきてるのがわかった。
後ろもローションと翔の指が、出たり入ったりしてて。
クチャクチャと卑猥な音が、しんとした部屋に鳴り響く。
「ああ………ああ………」
正直、もう体はトロトロだった。
これは、準備できた感じじゃないか?