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泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN

第17章 泣き虫ルームメイト17 まー

17-3

そこから3時間

俺は 流れ星を見つけるたびに指を組んで 潤の病気の完治を願った

口の中で小さくつぶやいてたから 潤にはわかんないはず、と思ってたんだけど
実はしっかり聞こえてたらしい


そろそろ帰ろうか、と大野さんに声を掛けられて車に乗った時
ルームライトの下で見た潤は目が真っ赤で、長い間泣いてたことが伺われた


「どうしたの?また苦しかった?ごめん、俺 全然気づかなくて・・・」


思い切り焦って、俺のバカ、って自分の頭を殴ろうとしたけど


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