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泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN

第17章 泣き虫ルームメイト17 まー




「違う・・・違うよ、まー・・・」
「え・・・じゃあ・・・どうしたの・・・?」

「俺、嬉しかった・・・隣でずっとまーが 俺の為に祈ってくれてたことが・・・」
「あ・・・ごめん、俺・・・勝手に」

「いいんだ・・・まー、 俺、  俺さ・・・」
「うん 何?」


何か言いにくそうにしてる?
何だろう・・・


「・・・手術、受けてみようかな・・・」
「えっ、ホントに? ・・・でも・・・・・・」


「・・・手術前のスクリーニング検査は たくさんあって面倒だし、麻酔するときはこのまま目覚めないんじゃないかって、いつも不安になる。術後は痛いし苦しいし、ほんと最悪だよ
俺 ほんとに これからも何回もそんな思いするくらいなら 死んだ方がマシだって思ってた。
どうせ俺なんて誰からも必要とされてないから、いつ死んでもいい、くらいに捻くれてた。

だけど、今はまーと一緒に生きていきたい。
今だけじゃなくて、この先もずっとずっとずっとずっと、まーと生きていきたいんだ」
「潤・・・」


俺もわんわん泣いてたけど 潤も負けず劣らず涙を流し続けて


俺たち二人は帰りの車の中、ずっと泣きながら手を握り合ってた

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