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・・・あれ？
やっぱり終わってるのかな？

背伸びして奥まで見てると　中に居た人が
「誰か探してるの？」って声を掛けてくれた


「あ・・・友達がいるかと思って・・・」
「友達？もしかして潤君？」


「あ、はい、そうです」
「たった今終わったよ。今日はちょっと疲れちゃって　車椅子用意してたから、奥のエレベーターじゃないかな」


すれ違ったか・・・

お礼を言って教えてもらった方角に進むと
看護師風の白衣を着た人と、車いすに乗ってる潤の姿が見える
丁度エレベーターに乗り込んだところみたいで、白衣の人が階数ボタンを押してる様子だ

その人が　潤の肩に手を置いて　何か話しかけてるけど潤は俯いたまま
・・・もしかして気分でも悪くなったのかな



気になった俺は　エレベーターに向かって足を踏み出したけど
無情にも数メートル手前で扉は閉まった