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「潤の叔父さんが、大野さんの義理のお兄さん・・・？そう、なんだ・・・」
「うん、俺がこの仕事してるのも義兄さんの関係からだからね。」

「え？それって　潤の叔父さんがこの学校に関係してるってことですか？」
「あれ？聞いてないの？校長なんだけど」

「えっ？マジで？」
「ついでに言うと理事長は校長の父親だから　潤のお祖父さんってことになるね」

「えー・・・知らなかった・・・」
「まぁ、コネ入学とか言われるのが嫌で黙ってるのかも知れないから、潤が自分で言わない限り　聞いて無いことにしてやってくれる？」

「ハイ・・・」


へぇー・・・
潤のお祖父さんが理事長先生・・・

てことは　この辺一帯の土地は理事長先生のもの、ってことだよな。

金銭的には余裕のある家の子供しかいない　この学園の生徒の中でも、潤は何となくいいとこのお坊ちゃん、って感じがしてたけど・・・所謂「名士」の家柄ってことか

そういえば、潤のお母さんも気品があって、「お金持ち」っていうより「財閥」の血筋、って雰囲気があった。

元を辿れば貴族の血筋とかになるのかも知れないなぁ・・・