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29-6

他にも、俺がここに来る前の　潤の話とか色々聞かせてもらってるうちに
バスは駅前に着き、大野さんとは分かれることになった

「じゃあね、相葉君。メリークリスマス」
「あ・・・そか。ハイ。メリークリスマス」


ここに来てから、休みの日もあまり遠出したことのない俺は
駅の構造も頭に入ってなくて、この前　潤のお見舞いに行くときに乗った
東武特急はどこから乗ったっけ・・・なんて案内板を探してた。


その時、目の前のロータリーに　真っ赤なコルベットが停まり、
大野さんが　嬉しそうに車に乗り込んでいくところを見てしまう



幸せそうなその笑顔


彼女が迎えに来てくれたのかな、