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泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN

第52章 泣き虫ルームメイト36 潤


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年末年始を久しぶりに家で過ごした俺は 両親や、住込みのお手伝いさんに
煩いほどに世話を焼かれ、学校の話を聞かせてくれ、と せがまれ通しの毎日で

これ、昔の俺だったら 煩わしがってキレてただろうなぁ・・・と内心苦笑いする


今は「それだけ愛されてるんだ」って素直に思えて、学校の事、友達の事、病院の事、出来るだけ話すようにしたし、買い物に行こうと誘ってきたり、お茶を入れたから一緒に飲もうと言ったり、四六時中一緒に居たがる母さんの相手もびっしりした。


俺が煩がると思ってたんだろうな、
始めの頃は遠慮がちに声を掛けてきた母さんも、何を言っても「いいよ」と了承するうちに すごく嬉しそうな笑顔で話しかけるようになって来た


きっと以前は寂しい想いさせてたんだなぁ
親孝行しなくちゃ、と俺も笑顔で色々話す


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