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38-5

「潤君、雅紀の事、そんな風に言ってくれてありがとう」


まーのお母さんの声に顔を上げると、まーのお母さんの目にも涙が光ってる


「雅紀の為に良かれと思って前の学校への転校を勧めたけど。雅紀は本当にここが好きみたいだし、潤君のようないいお友達も出来たのなら、ここにいる方が雅紀の為になるみたいね」

「それじゃ」

うん、って大きく頷いてくれるまーのお母さん


「やったー、潤のおかげだよ、ありがとう」
「そんな・・・、でもよかったぁ・・・」