泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN
第55章 泣き虫ルームメイト39 まー
「あはは、冗談に決まってるだろ、いくら何でも高校生のうちはね。海外だと親にナイショってわけにもいかないし」
「あ、そう?それならいいけど・・・」
潤が俺の目を覗き込むようにして聞いてくる
「まー、泊まりってことは、スルってことだよね・・・?」
「え・・・」
「え?違うの?二人で行くんじゃないの?」
「え・・・あの、みんなで行く方が、楽しくない・・・?」
俺がそう言った途端、間近にあった大きな目が顰められる
「俺と二人じゃ楽しくないの?」