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泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN

第63章 遠回りのルームメイト23 翔


23-1

はぁ・・・と大きく息をして 壁に凭れたままずるずる座り込むニノ

してやったり、の気分だけど
実は俺も相当しんどくなってて、へたるように床に蹲ってしまう



「え?翔?どうしたの?」

俺に掛けてくれる言葉が格段に柔らかくなったことで
ホントにニノが許してくれたんだ、とホッとするけど

只でさえ風邪を引いて熱っぽいっていうのに
薄着でうろつき、挙句の果てにこの行為


さすがの俺もくらくらするぞ


「ごめん・・・ちょっと、肩貸して・・・」



ニノの肩を借りながらよろよろ歩き、部屋まで戻ると
もうベッドから起き上がることも出来ないほど疲れ果てていた


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