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泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN

第68章 泣き虫ルームメイト44 潤



お互いのイニシャルを着けるなんて、甘いことを提案してくれるまー
顔が赤くなるのを感じるけど、勿論嬉しい。


「潤、着けてあげる」
「ありがと、じゃあ、俺も」

屈みこんで、順番にお互いの足首にアンクレットを着ける

まーはハイカットのスニーカーだし、俺はショートブーツを履いてるから 隠れて見えなくなっちゃうけど、俺たちしか知らない秘密が足首にきらりと輝いてる

金具に彫られた小さなイニシャルが 俺たちの絆を示してるんだと思うと
胸の中が暖かくなる


こんな素敵な誕生日プレゼント 生まれて初めてだ
口にするのは恥ずかしいから言わないけど、一生 外さないからね


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