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28-1

奥のソファーで制服を脱ぎかけてると
入口の方から　穏やかとは言えない会話が聞こえてきた


それはニノのトラウマを呼び起こすのに十分すぎる内容
一瞬にして　目の前が怒りで真っ赤に染まった気がした



あ、俺はここに居ないことになってるんだった、
・・・なんて考えが頭を掠めた時には
もう３人の前に飛び出していて


「おい！ふざけんじゃねーぞ！」

大きく踏み出した勢いのまま　思い切りソイツの左頬をぶん殴ると
不意をつかれたせいか　ソイツは派手に床に転がる

「ぐぁっ・・・」
「・・・ノヤロー、よくもニノに・・・」

怒りに任せてその脇腹に蹴りを一発


更に攻撃しようとしたところへ
ニノが体当たりするように止めに入って来た