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BL短編集・純愛

第1章 風羽 × 丹生 1話



「えぇ!」

「?!」

重いもっさりとした前髪、ダサい眼鏡に隠れていた大きな丸い目が俺を捉える。


「風羽くんは優秀だから、都内の大学に通うのかと思ってました……」


また普段の先生に戻る。


誰だ、今のは……。


中性的、というか、かわい……。


いやいやいや。おかしいだろ。


「ゆ、優秀ではないだろ。」


思わず敬語を使うことを忘れてしまう。



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