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先生あのね

第2章 放課後

ラッキー。
加藤先生だ。


「はい、こんにちは。」
「えーっと、今日は数学の補講だね。」


「はい。よろしくお願いします」


こんな感じで始まった補講。
あっとゆうまだった。

補講中色々な話をした

「名前は?」


「先生覚えてないのー?」


「はは、だってお前の組担当してないし。」


「そっか、そりゃそうだね」
「って私、先生の授業受けてるし!」


「わかってるよ。高谷だろ」


「なんだー。びっくりしたー。」

「下の名前は?」

「かおる」

「へぇー。」

「興味ないんかい。笑」

「うん。」

「も~。」
私が拗ねていると

「はは、そんな拗ねるなよ、かおる」

え?
名前…。
いま下の名前で呼んだよね?
私はこの日嬉しすぎて帰宅してからも
ずっとこのシーンを思い出しニヤニヤした。
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