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ビタミン剤

第13章 ぼくのペット



リビングでくつろぎながら元気なワンコロの遊び相手を2人でしていた。
飛び回るように走るやんちゃな仕草
潤は俺の膝枕で横になりながらスティックタイプのオモチャをやる気のない様子で振り回しながら適当に相手をしてやっていた。


さっき、俺が付けた匂いのマーキング

潤の髪や身体、全身から漂う2人分のオスの匂い。そのくせ無自覚に誘うようなあまい色気を醸し出してたりするからタチが悪い。


潤の左の手のひらが俺の膝と太腿を行ったり来たりして無意味な動作で動きまわってる。


本人も意識していないところで必要以上なスキンシップを求めてくるのは潤が俺を求めてる証拠。



解ってる
欲しいんだよな
けど、まだあげない

俺を見上げるてくる潤の潤んだ眸
さっきよりも強引に咥えさせて、めちゃくちゃに
喘がせて顔中、涙でぐしゃぐしゃにして
ガンガンに滾った熱を潤の最奥に吐き出してやりたい。


自称へたれドSなもんで一方的に押さえつけたり
暴力的に肉体を支配なんて俺にはムリだし
血まみれとかにも全く興味もねえし


潤の思考から変えていってやりたい


優しくゆっくりじわりじわりと
潤の意識、無意識を俺でぜんぶ専有してやるよ





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