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ビタミン剤

第13章 ぼくのペット

Jside


「ヨーグルト?それともフレッシュジュース?」

新聞をテーブルへ置いて離れる様子をみせない俺を
ひざの上へ座らせてくれる翔さんが朝食のメニューをたずねてきてくれる。



俺の所有者であり俺だけの飼い主
だから今日も責任もって俺のこといっぱい可愛がって撫でてほしい。


くちびるが重なり合うタイミングで翔さんの手を掴んでゆっくりと導いていく。


ちゃんと知ってほしい箇所
もっと触れてほしい箇所



「…どっちもいらない、俺、翔さんがいい。」

「潤?…もしかして履いてないの?」


黒髪からこぼれ落ちるシャワーの名残りの雫。
優しく見つめる瞳にうつる俺は、ちゃんと誘惑できるくらいの色気を演出できてるのかな?



「だって、すぐに脱がされるんでしょ。
昨日約束したよね、朝から俺の中に翔さんマーキングしてくれるって、それで今日一日過ごすって。」


厚みのあるセクシーな上下のくちびるにゆっくりと舌を這わせながら、あまい吐息を吹きかけていく。


「ちゃんと覚えてたんだ、えらいね潤。
じゃあ先ず俺の気持ちよく勃たせてみな
かしこい潤ならちゃんと出来るよね?」


ひざから滑り落ちるように、翔さんの両脚の間に顔をぐりぐりと擦り付けながら布越しに膨らみを見せ始めてる下腹部を愛撫していく。
とびっきりのおねだりの言葉をそえて。


「翔さん…お願い
あいつ用に買ったの…あれ、俺に…使って。」

「なにを使ったらいいの?」

「仔犬用のリード。
それを使ってずっと俺を繋いでてほしい。翔さんの手から放さないで。
ずっとそばに居させて。この部屋の中では俺をリードで繋いでしっかりと翔さんの手で握ってて」


微笑みながら翔さんの顔を見上げる

ねえ、
今の俺はきっと仔犬を飼ってもいいよって言ってもらえた時以上の最高の笑顔になってるはずだよね?


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